最近の日本の社会では、韓国は好きではないが韓国の大衆文化は好きだという混在した感情が新しいトレンドを形成しているようだ。
日本の日刊紙である朝日新聞は先週、このような矛盾した傾向を最も含蓄的に示すのが「嫌韓だけど...」という表現だと報じた。
現在、日本のインターネット上でよく目撃される「嫌韓だけど...」という表現を日本のネットユーザーたちはまるで慣用句のように使用している。
ソーシャルネットワーク(SNS)やポータルサイトのコメントでは、「嫌韓だけど、TWICEは好き」「嫌韓だけど、ヒョンビンはかっこいい」「嫌韓だけど...K-POP、ドラマ、映画、化粧品、サンギョプサル、キムチは最高だ」などの表現がよく見られる。
日本の若者たちは更に、このような表現が「ヘイト」(hate:特定の集団に対する公開差別・憎悪)であることも意識していない。
韓国映画「パラサイト」が、アメリカのアカデミー賞を受賞したとき、「嫌韓だけど韓国映画は好き」と平然と言った日本人青年の事例も紹介された。
彼はこの表現が一種の「ヘイト」に該当するという周囲の指摘に「私の素直な気持ちを言っただけなのに、なぜヘイト扱いか?」と当惑したという。
朝日は、このような現象は、嫌韓の雰囲気でも日本国内の韓流はまだ大きな威力を発揮しているという証拠だと診断した。
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