Aさんの妹は「ムン・サンテの姿のままで完全にただ兄だけに集中してくださるオ・ジョンセ様の繊細さに感動した」とし、「忙しいスケジュールの中で、兄に会う前にどのように多くの研究と悩みをして、努力されたのかが感じられた」と、感謝の気持ちを表わした。
また、「瞬間ごとに兄の目の高さに合わせてお友達になってくださって、継続して兄と一緒に話をして完全に集中してくださった」と、重ねて感謝の気持ちを伝えた。
これと共に公開された写真には、オ・ジョンセがAさんの手をぎゅっと握って移動する姿が写っていて、見る人をほっこりさせている。
オ・ジョンセは現在、「サイコだけど大丈夫」で自閉症スペクトラム症と発達障害3級のムン・サンテ役を演じている。
ムン・サンテは、驚くべき暗記力と生まれながらの絵の実力を持っていて、好き嫌いがはっきりした人物である。Aさんが視聴していたシーンは、サンテが日頃からファンだった童話作家のコ・ムニョンのファンサイン会に偶然出くわすシーンだ。ただ恐竜が好きで、サイン会の順番を待っていた子供が持っていた恐竜のぬいぐるみに興味をしめし、子供の父母から誤解され、自分のせいで騒動が起こると、暴力や騒音を嫌うムン・サンテは、全身で苦しみを明らかにして見る人を切なくさせた。
昨年、KBS 2TVのドラマ「椿の花咲く頃」、今年上半期はSBSの「ストーブリーグ」で憎めない非凡な変わり者の演技を披露したオ・ジョンテは、自閉症スペクトラム症のムン・サンテを完璧に演じてドラマへの没頭度を高めている。