【時代劇が面白い】朝鮮王朝の王子はどのように育てられたのか(歴史編)

将来の国王夫妻

元子の成長とともに養育を担当する保養庁(ポヤンチョン)という役所が作られた。その担当者は元子と同じ年頃の子供5人をともなって定期的にやってきて、子供同士で一緒に遊ばせながら元子の成長を見守った。
やがて元子が字を学べる年になると、保養庁は講学庁(カンハクチョン)となり、徹底的な英才教育が始まった。
その状況を見ながら、いよいよ世子(セジャ/国王の正式な後継者)に指名されていくのである。
平均すると、世子に指名されるのは5歳くらいだった。
そして、10歳になると結婚する世子が多かった。庶民の結婚は15歳以降だったが、世子はそれよりずっと早かった。

世子の妻は世子嬪(セジャピン)と呼ばれた。
この夫婦が無事に成長していけば国王夫妻になったのである。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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2020.07.19