【時代劇が面白い】国王になったことが不幸だった5人とは

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◆純祖(スンジョ)
〔1790~1834年〕
23代王。在位は1800~1834年。父の22代王・正祖(チョンジョ)が亡くなったあとに10歳で即位したために、21代王・英祖(ヨンジョ)の継妃だった貞純(チョンスン)王后が代理で政治を仕切った。その後も正妻の純元(スヌォン)王后の実家である安東(アンドン)・金(キム)氏の一族に政治の実権を握られてしまった。そのあたりの不甲斐なさは『雲が描いた月明り』でも描かれていた。

◆哲宗(チョルチョン)
〔1831~1863年〕
25代王。在位は1849~1863年。元範(ウォムボム)という名でも知られる。21代王・英祖(ヨンジョ)の4代下の直系で、米びつに閉じ込められて餓死した思悼(サド)世子の曾孫。


王族とはいえ、江華島(カンファド)で農民をしていたが、23代王・純祖(スンジョ)の正妻だった純元(スヌォン)王后の指名によって18歳で王位に上がった。学識に欠けて権力もなかったことから、お飾りとして玉座に座らざるをえなかった。酒と色に溺れ、歴史的にも著しく評価が低い国王であった。

文=康 熙奉(カン ヒボン)
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2020.07.16