「イベントレポ」キム・ジュンス、ミュージカルデビュー10周年「モーツァルト！」…ジュンスはやはりジュンスだった

歌唱力は爆発する。ジュンスは「僕こそ音楽」「私の運命を避けたい」「愛していれば分かり合える」「残酷な人生」「なぜ僕を愛さない」などの人気ナンバーを爆発するような感性を込めて歌う。そのおかげで、観客は彼の歌に魅了されて恋に落ちたように泣いたりする。
特別な見どころはボーナスだ。ジュンスは大司教役のミン・ヨンギに向かって「便秘者」と呼んだり、友達のエマニュエル役のムン・ソンヒョクの注文にがくのポーズをして見せて観客を微笑ませた。カーテンコールでは、カーテンが閉じる前にミン・ヨンギに背中を押されて客席のほうに飛び出すというファンサービスも忘れなかった。

ジュンスの存在だけでミュージカル「モーツァルト！」を見る理由は十分だ。エイドリアン・オズモンド演出家は、「キム・ジュンスは本当に素晴らしく、あまりにも情熱にあふれまた寛容な姿まで、胸に迫る演技を見せた。これまで演技者としてのキム・ジュンスという俳優について多くの話を聞いてきたが、彼はそのすべてを舞台で見せている」と称賛した。
彼のおかげで公演のたびに拍手喝采があふれている。ミュージカルデビュー10年。「モーツァルト！」で、ジュンスがまたジュンスであった。