「コラム」『トッケビ』に主演したコン・ユにとって「最良の年」とは?(特別編)

 

種をまいて水をやる時期
韓国には才能豊かな俳優がたくさんいるが、同じ年に映画とドラマで大成功した例は極めて少ないのではないか。
そういう意味では、2016年のコン・ユは、まさに俳優として最高のキャリアを築いたと言える。
これほどの成功を収めても、常に謙虚でいるのがコン・ユの真骨頂である。彼は、決して浮つかない。

なぜならば、俳優として苦労した時期が長かったからである。
そうした日の当たらないときにも、コン・ユは自分自身を深く見つめ、俳優として何が必要なのかを考え続けていた。

それはまさに、種をまいて根気よく水をやる時期だった。そして、花開いたのが『コーヒープリンス1号店』での主役だった。
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2020.07.15