フルネームで呼ぶ効果
親子や友人同士、恋人同士など、親しい間柄では名前だけで呼ぶのが基本です。
しかし、あえてフルネームで呼ぶことにより、自分の特別な感情を強調する場合があります。
たとえば、お母さんや学校の先生が子どもを叱るとき、わざとフルネームで呼ぶことがあります。これは非常に効果的な手法で、名前だけで呼ばれたときよりも、子どもはその深刻さを感じて緊張するようです。
また、友人や恋人同士でも同じ効果があります。『冬のソナタ』の高校生時代でも、ユジンが放送部の活動をサボったチュンサンを叱る場面で「カン・ジュンサン!」とフルネームで強く呼んでいました。そこにはユジンの強い感情がこもっていました。
この他にも深刻な話をするとき、相手を激励するとき、大事なことをお願いするとき、相手の気持ちを確かめるときなど、特別な気持ちを表現する場面でフルネームがよく使われます。
感情表現の豊かな人が多い韓国ですから、フルネームが使われることも多く、その習慣がドラマにもひんぱんに登場しています。
文=「ヨブル」編集部
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