「第56回 百想芸術大賞」、新型コロナウイルスの影響で無観客&座席間隔1.5m

新型コロナウイルス感染症拡散の影響が「第56回 百想芸術大賞」授賞式にも変化をもたらした。スターたちはお互いに座席間隔を置いて着席し、受賞の感想でも新型コロナウイルスの拡散に苦しんでいる人々に向けた応援のメッセージが続いた。

5日午後4時50分、京畿道高陽(コヤン)市のKINTEXではシン・ドンヨプ、スジ、パク・ボゴムの進行で「第56回百想芸術大賞」の授賞式が行われた。この日の授賞式は新型コロナウイルスの拡散を防ぐため無観客で進行され、レッドカーペットもやはり観客らがいない状態で行われた。

また、「百想芸術大賞」側はウイルスの拡散を未然に防止する為に1日に2度ずつ防疫を行い、出入りする全ての関係者の体温をチェックして問診表を作成した。出演者たちの座席も1.5m以上の間隔を維持された。観客たちの歓声が鳴り響いた過去の授賞式と比べ、やや物静かな状態で授賞式が続いた。

新型コロナの拡散防止の為に努力している医療陣と国民に向けた受賞者たちの意味ある所感も注目を集めた。TV部門の男性新人演技賞を受賞したアン・ヒョソプは「この場を借りて日夜苦労している医療陣に尊敬と感謝を表したい」と感想を残し、映画部門の女性新人演技賞を受賞したカン・マルグムは「何よりこの難しい状況で、劇場を訪れて下さった観客の方たちひとりひとりに感謝したい」と感想を伝えた。

新型コロナで大きな打撃を受けた劇場や公演界を応援する声も登場した。演劇部門の男性最優秀演技賞を受賞したペク・ソクグァンは「(新型コロナで)公演芸術界が大きな打撃を被り、私もやはり今年初の作品がキャンセルになった」「公演芸術界だけでなく、みんなとても大変だ。大変なこの時間が終わって皆が一緒に会えたら嬉しい」と言って注目を集めた。

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2020.06.05