映画『愛してる、愛してない』(原題:COME RAIN, COME SHINE)が2013年春に新宿武蔵野館にて公開決定。
2011年のベルリン国際映画祭コンペティション部門にて韓国映画として唯一出品された作品であり、2011年3月、人気絶頂の中、自ら志願し海兵隊へ入隊した韓流スター・ヒョンビンの除隊後の最新作としても注目を集めている。
直木賞作家・井上荒野の短編「帰れない猫」(ハルキ文庫「ナナイロノコイ」収録)が原作となっており、結婚五年目を迎え、突然妻から別れの言葉を告げられたところから、揺れ動く夫婦の心情を描いた大人のラブ・ストーリーに仕上がっている。
妻役を演じたのは、『サイボーグでも大丈夫』、『箪笥』で幅広い役柄をこなせる女優として名高いイム・スジョン。
監督は『チャーミング・ガール』が長編デビュー作ながら、サンダンス映画祭のみならず、ベルリン国際映画祭にも出品され、以後『アドリブ・ナイト』、『素晴らしい一日』とベルリン映画祭の常連として名を馳せたイ・ユンギが務める。
すれ違う想い、近くて遠いふたり。別れからはじまる、男と女の物語・・・。
空港へと走る車の中。それぞれ建築家と編集者として成功した、結婚5年目の夫婦。出張で空港に送ってもらう車の中、妻は夫に突然の別れ話を切り出す。「私、出ていく」。夫は「分かった」とそれを受け入れる。
数日後、二人で暮らした家から妻が出て行く日。彼は無言で妻の荷造りを手伝い、思い出のレストランに予約を入れ、コーヒーを淹れる。
荷造りの進まない妻は、これまでの二人の暮らしに想いを巡らせる。そんな中、二人が暮らしてきた家にずぶ濡れになった仔猫が迷い込み、どこかへ隠れてしまう。雨がひどいから、仔猫が出てくるのを待っているから、そんな言い訳を胸に家から出ることができない二人。
彼女の旅立ちを遮るように、彼らを世間から切り離すように、雨は降り続けていた―。
~ヒョンビンからの映画に寄せたコメント~
この映画のテーマである“別れ”は、友達や恋人、夫婦などいろいろなケースがあるかと思いますが、誰もが一度は経験したことがあるものです。だからこそ、誰にでも共感できる部分があると思うし、そういう気持ちで映画を観て
頂くと楽しめると思います。ぜひ劇場でご覧ください。
『愛してる、愛してない』
3月16日(土)、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
配給:ポニーキャニオン
(C)2011 bom Film Productions co.,ltd. All rights reserved.
督・脚本:イ・ユンギ(『素晴らしい一日』、『アドリブ・ナイト』、『チャーミング・ガール』)
原作:井上荒野「帰れない猫」(ハルキ文庫「ナナイロノコイ」より)
出演:ヒョンビン(「シークレット・ガーデン」「私の名前はキム・サムスン」、『レイト・オータム』)、イム・スジョン(『サイボーグでも大丈夫』、『箪笥』)、キム・ジス、キム・ジュンギ、ハ・ジョンウ(声の出演) 撮影:チャン・ヒョンウク 照明:キム・ギョンソン
2011年/韓国映画/カラー/ビスタサイズ/105分
配給:ポニーキャニオン ©2011 bom Film Productions co.,ltd. All rights reserved.
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