「コラム」韓国の芸能事務所はどのように変わってきたか

韓国の芸能事務所は、スターの引き抜きや会社の合併を行なって規模が拡大してきた。さらには、外部の資本が、芸能事務所の収益の高さを評価して投資をするようになっている。こうした流れの中で、有力な芸能事務所は資金力が潤沢になってきた。

 

新しいビジネスチャンス
かつて、韓国の芸能事務所は、マネージャーから独立した人が代表となるケースがほとんどだった。この場合、代表が芸能界をよく知っているという利点はあったが、他の世界のことは知らず、人脈も薄かった。それによって、他のジャンルに進出するといった事業の拡大には向いていなかったのだ。
しかし、今は変わった。K-POPの世界的な人気を反映して、芸能事務所も巨大化してきた。
こうした有力事務所は、バラエティ番組やドラマといったコンテンツを自ら制作して、新しい収益モデルを確立しようとしている。

大きいのは、スターという絶対的な人材を確保していることだ。それを単体のまま動かすのではなく、コンテンツ制作に大いに生かすことで、収益の拡大が見込めるようになってきた。
スターの活動範囲が広がっていることが、有力な芸能事務所に新しいビジネスチャンスをもたらしているのは確かだ。

以前なら、スターは特定のジャンルで精一杯の活動をする傾向が強かったが、今は、音楽・演技・バラエティといった多様なジャンルを1人(あるいは1組)でこなす例が増えている。
また、各ジャンルの垣根が低くなっていることも、有力な芸能事務所にとっては追い風になっている。
しかし、憂慮する声も多い。
というのは、資金力がある芸能事務所がジャンルを広げていくと、コンテンツの多様性が失われる危険性があるからだ。
(ページ2に続く)

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2020.05.13

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