イ・ジュンギは新作『悪の花』で再びムン・チェウォンと共演する。前作の『無法弁護士』から2年を経て、イ・ジュンギは今度、過去を隠しながら生きている男を演じることになった。倒れるくらいに全力を尽くす彼のことだから、今まで誰も知らない「イ・ジュンギ」を見せてくれることだろう。
好対照のキャラ
イ・ジュンギが2018年に主演した『無法弁護士』。演じたのはポン・サンピルという主人公だった。
彼は、非常に複雑な環境の中で育った。母親は弁護士だったのだが、悪の勢力に殺害されてしまう。その場面を少年時代に目撃したサンピルは心に深い傷を負った。
その後に彼がたどった道が異色だ。母親の弟のヤクザに育てられ、闇の世界に生きながら弁護士になった。それも、普通の弁護士ではない。法律だけでなくて拳を使ってでも顧客の勝利のために奮闘する熱血漢だ。
ソウルで成功したサンピルは、故郷に戻って母親の復讐を果たそうとする。それが『無法弁護士』のストーリーだった。
そして、今度の『悪の花』である。
イ・ジュンギが演じるのは残酷な過去を持った男だ。しかし、その過去を隠し通して偽りの夫婦生活を送っていく。何よりも恐ろしいのは、その過去を暴こうとするのが刑事でもある妻なのだ。
このように、『悪の花』は設定がミステリアスなラブ&サスペンスである。
その中で、イ・ジュンギは日常を騙し続ける男を演じることになった。
男がそうせざるをえなかったのは、残酷な過去を持っていたからだ。過去をあからさまにしたら生きていけない男こそが、主人公のペク・ヒソンだ。
ポン・サンピルからペク・ヒソンへ……。
2年の月日を経て好対照のキャラを演じるイ・ジュンギの七変化が楽しみだ。
文=「ロコレ」編集部
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コラム提供:ロコレ