お笑いタレントのユ・サンム（39）に悪質なコメントを書いたネットユーザー9人に対して裁判所がそれぞれ30万ウォン（約3万円）を賠償する判決を下した。
9日、法曹界によるとソウル中央地方裁判所民事26単独オ・ミンソク部長判事はユ・サンムがA氏など9人を相手に出した損害賠償請求訴訟で「それぞれ30万ウォンを賠償せよ」と原告の一部勝訴判決をした。
A氏などはポータルサイト「NAVER」のあるブログに当時ユ・サンムが性的暴行の容疑で告訴された事件に対する文章が掲載されると「人間の馬種」、「チンピラ」、「ごみ」などの表現を用いてユ・サンムを誹謗する書き込みをした。
これに先立ちユ・サンムの事件と関連し警察は強姦未遂の疑いで検察に送致したが、検察は「嫌疑なし」と不起訴処分を下した。
ユ・サンムは「A氏などはまったく面識のない間柄であるにもかかわらず、誰もが見ることができるインターネットの掲示板に露骨な悪口を掲示した」とし「これにより深刻な侮辱を被っており、精神的な苦痛を受けた」とし300万ウォンの損害賠償訴訟を提起した。
A氏などは「自分の意見を拡張して表現しただけだ」、「他人と論争する過程で感情が高ぶり作成したものだ」と主張したが、裁判所はこれを受け入れなかった。
オ部長判事は「ごみなどの表現はユ氏を卑下し侮蔑的な表現で人格権を侵害する不法行為に該当する」とし「ただA氏などがユ氏に対する掲示文を見て偶発的にコメントを作成したものと見られる点などを酌量した」とし慰謝料を30万ウォンで算定した。
一方、これに先立ちユ・サンムは昨年10月に悪質なコメントを書いたネットユーザー10人を相手に起こした損害賠償請求訴訟で、2人に100万ウォンの賠償判決を受けている。
WOW!korea提供
