"パク・ソジュンにパク・セロイの重々しさが感じられる"…「梨泰院クラス」の作家が語る

 

直接シナリオで筆を執るようになった理由についてチョ・グァンジン作家は「監督が連絡をくださり訪ねて来てくださった。原作者としてドラマがうまくできてほしいという思いで、専門のドラマ作家が引き受けることを願って最初は断った」という当時の心境を伝えた。しかし、監督とともに原作について対話しながら彼の心が変わり始めた。「『梨泰院クラス』は、キャラクター中心の叙事だ。私は原作者として登場人物に対する理解度が誰より高かった。また、原作の不足な点を感じていたが、それをドラマで自ら補うことができる機会ではないかと考えた」と決心の理由を明らかにした。

しかし、チョ・グァンジン作家にとってドラマ執筆は「挑戦」だった。「文と演出、絵を一緒にして週単位で締め切る漫画家が生業だった。無知だと勇敢になれるというが、文だけ書けば良いと簡単に見ていた部分があった」として「しかし、マンガもドラマも話を作る劇という形式で相通ずる部分がある。監督と俳優、スタッフの意見を聞いて補いながら良い作品を作るという点に最善を尽くしている」という感想を伝えた。

ウェブコミック「梨泰院クラス」は、連載当時から熱い好評と人気の中にどんな作品よりドラマ化への要請が殺到した作品だった。これにチョ・グァンジン作家が直接乗り出して脚色とシナリオを受け持っただけに、原作とドラマの違いに対する関心も高くなっている。しかし、作家が何より強調したのは「補完」だった。チョ・グァンジン作家は、「叙事の補完、登場人物の立体化に神経をたくさん使っている」として「原作と違う叙事も明確にあるが、原作との違いよりは、補完により集中した。原作でまだ解くことができなかったエピソードが多かった。ウェブコミックを見た方々にはもっと深くて豊富になった人物の内情、人物間の関係を見る楽しさもあると思う」と明らかにした。

自身の手で描かれた原作のキャラクターに、俳優各自のカラーと魅力がかぶさって新しく誕生した姿を見守る感想はどうだろうか。チョ・グァンジン作家は、「ドラマを執筆する前は、イメージだけを見た。執筆を引き受けた後は、曖昧な表現だが印象を主として見るようになる。今は共にしてくれたすべての俳優に栄光と感謝の思いだ」と伝えた。

特に主人公パク・セロイ役を引き受けたパク・ソジュンに対しては、「パク・ソジュンさんには、セロイと同じある意味での重さが伝わってくる。圧倒する重さではない親しさと柔らかさ、意識しない真心が見えると特別な期待を伝えた。

最後にチョ・グァンジン作家は最高の鑑賞ポイントであるキャラクターについて、「両極端な価値観を持った人物がひとつになるという姿は、回を繰り返すほどに徐々に深くなるはずた。現実では見ることができなかった人物のきっぱりとした決定と強固な歩みは時代が願うファンタジーを描き出す。その中で誰かはカタルシスを、または生に対する希望を感じるはずだ」と明らかにして期待を一段と高めた。
「梨泰院クラス」は、タクシー運転手 約束は海を越えて」「暗殺」「トンネル 闇に鎖された男」など作品性と大衆性を兼ね備えた映画を披露してきたショーボックスの最初の製作ドラマだ。31日(金)午後10時50分から韓国JTBCで初放送される。

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2020.01.27