ジョンヒョンは、2008年にオンユ、キー、ミンホ、テミンとともにSHINeeのメンバーとしてデビューした。「Replay」「酸素のような君(Love Like Oxygen)」「JULIETTE」「Ring Ding Dong」「Lucifer」「Sherlock」「Love Sick」「Everybody」などヒット曲を発表した。2015年には初のソロ曲「ヘヤ(Y Si Fuera Ella)」を発売して爆発的な歌唱力と感性でたいへん愛された。
ジョンヒョンはグループとソロだけでなく、作詞と作曲家としても力量を発揮した。ソロ曲「lonely」「一日の終り」などやSHINeeの「JULIETTE」「Alarm Clock」「Honesty」、テミンの「Pretty Boy」などを作詞してIUの「憂鬱時計」、ソン・ダンビの「Red Candle」、イ・ハイの「ため息」などを作詞作曲して纎細な音楽的感受性を披露した。特に「ため息」と「一日の終り」は、淡泊で真心のこもった歌詞で有名な慰労ソングだ。
2014年からはMBC FM4U「青い夜ジョンヒョンです」を進行しながら「ジョンヒョンDJ」として聴取者の熱烈な支持を得た。
彼は実の兄のように、ときには友達のように暖かさにあふれた応援の言葉で聴取者とを共にした。慰労と共感、センスも欠かさなかったジョンヒョンは、2015年に「MBC芸能大賞」で「ラジオ部門優秀賞」を受賞した。
ジョンヒョンは音楽について絶えず悩むアーティストであると同時に勇敢な人だった。政治や社会的に大きな事件が生じる度に信念をもって自身の声を高めることができた数少ないアイドルであり、苦しい彼らの心の痛みを抱きしめることができた人だった。彼は、歌詞で慰労を与えようとし、また慰労されたがった。
ジョンヒョンの心は遺族が引き継いだ。ジョンヒョンの遺族は財団法人「Shinin(ピチナ)」を設立して若い芸術家を後援している。「Shinin」は、ジョンヒョンの遺作アルバム「Poet|Artist」のタイトル曲の曲名だ。ジョンヒョンの母親が財団理事長を担当し、ジョンヒョンが残した音楽著作権料を基盤に運営される。「Shinin」は、去年と今年「社団法人韓国音楽著作権協会」と手を取り合って音楽作家に創作支援金を授与した。
ジョンヒョンは苦労の多かった27年の人生を終えて永眠に入った。暖かい春に生まれて寒い冬に世を去ったが、彼が残した足跡は最初と変わらない温もりを抱いている。
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