朝鮮王朝三大悪女(張緑水、鄭蘭貞、張禧嬪)の哀れな最期とは?

 

「巨悪」は生き残る
三大悪女とは逆に、朝鮮王朝で最も悪政を行なったと言われている3人の王妃はどうだったのか。
それは、文定王后、貞純(チョンスン)王后、純元(スヌォン)王后のことだ。
この3人は、悪政を行なって王朝を腐敗させておきながら、自分たちは幸せなうちに世を去っている。
なぜ、それが可能だったのか。

王妃として自ら権力を手に入れたからこそ、文定王后と貞純王后と純元王后は、命が終わるまで女帝でいられたのだ。
一方の張緑水と鄭蘭貞と張禧嬪は、絶対的な後ろ盾があってこその悪女であった。その後ろ盾を失った瞬間に、自らの悪運が尽きたのである。

3人の王妃のような「巨悪」は生き残るが、後ろ盾が必要な他人次第の悪女は、最期は惨めな終わり方を強いられるものなのだ。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

コラム提供:韓流テスギ
http://tesugi.com/

朝鮮王朝で「絶世の美女」と称された5人は誰か

英祖(ヨンジョ)に米びつに閉じ込められた思悼世子(サドセジャ)はどうなった?

朝鮮王朝にはこんな悲惨な王妃が5人もいた!

光海君(クァンヘグン)はなぜ兄を差し置いて王になれたのか

朝鮮王朝で王妃になりながら廃妃になった人は誰なのか

 

2019.11.13