張緑水(チャン・ノクス)は、両班(ヤンバン)の父と妾の間に生まれた。妾の娘だった彼女は、生まれながらにして奴婢(ぬひ/最下層の身分)だった。彼女は成り上がるために奴生(キセン)になった。
歌と踊りに才能があった
張緑水の容姿は、特に優れていたわけではなかった。
しかし、歌や踊りにおいては天才的な才能を示したため、その評判は宮中でも有名になった。
野心の強かった彼女は、女の武器を最大限に発揮してのし上がろうとした。そんな張緑水の評判を聞いた10代王の燕山君(ヨンサングン)は彼女を王宮に迎え入れて、誰よりも寵愛した。
こうして張緑水は奴婢という最下層の出身ながら、国をも動かす権力を手に入れるようになっていった。
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『七日の王妃』の端敬王后(タンギョンワンフ)はなぜ七日で廃妃になった?