Mnetのオーディション番組「PRODUCE X 101」と「アイドル学校」が得票数操作疑惑を捜査中の警察が、制作陣の携帯電話4回を含む計6回の家宅捜索を行ったことが確認された。
ソウル地方警察庁サイバー捜査隊は、「オーディション番組の投票結果の操作疑惑と関連して、制作陣などの携帯電話を4回に渡り順次押収捜索をし、これを分析している」と28日に明らかにした。
イ・ヨンピョ ソウル警察庁長官もこの日の午前、ソウル警察庁舎で定例記者懇談会を開き「家宅捜索が6回行われた」とし、「分析するデータが多いため、時間が掛かっているが、近いうちに(捜査を)終える予定」と述べた。
続いて、口座分析に関しては「(投票操作関与)関係者間で金銭の取引があったかを確認している」とし、具体的な確認が難しいと付け加えた。
また「制作陣の携帯電話には、押収捜索令状が棄却された事実もある」とし「一部で携帯電話関連の押収捜索令状が発行されなかったと報道されているのは事実と異なる」と説明した。別の警察関係者は「個人の携帯電話と住居については、(家宅捜索令状が)制限的に発行されている」と述べた。
この他にも、警察は「アイドル学校」の投票操作疑惑と関連し、24日CJ ENMを相手に家宅捜査を行ったことが確認された。こちらは9月に続く2回目となる。
これに先立ち「アイドル学校投票操作疑惑 真相究明委員会」は、2017年に放送された「アイドル学校」に投票操作を疑うだけの状況があると6日、ソウル警察庁サイバー捜査隊に告訴・告発状を提出した。
警察は「PRODUCE X 101」に関しても、7月31日麻浦区上岩(サンアム)洞CJ ENMオフィスとメール投票データ保管業者を相手に最初の家宅捜索を行い、8月12日にも2次家宅捜索を実施した。警察は関係者を召喚した後、以前の1〜3シーズンにも捜査に着手した状態だ。
特に警察は、芸能事務所を捜査する過程で練習生2〜3人の最終的な順位が変わった証拠を掴んだことが分かった。STARSHIPエンターテインメントなど5社の家宅捜索まで終えた警察は、現在プロデューサーと芸能事務所間の取引があったのかを中心に捜査している。
「PRODUCE X 101」は最後の生放送でデビューが有力とされていた練習生が落ちて、他の練習生がデビュー組に入ったことから得票操作疑惑が浮上した。
WOW!korea提供