「コラム」ほぼ撮影が終わった映画『徐福』でパク・ボゴムはどんな演技を見せるか

映画『徐福』は、人気絶頂のパク・ボゴムとコン・ユがともにダブル主演をするということで、大変な話題となっている。パク・ボゴムとしても、まさに真価を問われる映画になるだろう。

順調だった撮影日程

映画『徐福』でパク・ボゴムが演じる役はクローン人間だ。遺伝子の組み換えによって人造的に作られた複製人間であり、生身の人間とは表情や立ち居振る舞いも微妙に違ってくる。
このように、パク・ボゴムが人類初の複製人間を演じるということは、今までに前例がない役を引き受けた、と言える。
普通なら躊躇するところだ。数多くの批判が待ち構えていることも覚悟しなければならない。
それでも、パク・ボゴムは果敢に引き受けた。今までにない役を意識的に作り上げる必要があるが、彼はとても意欲的だ。
撮影は、6月中旬から8月上旬まで朝鮮半島の南岸の統営(トンヨン)市でロケが行なわれた。
この統営市は朝鮮半島の南岸に位置する風光明媚な海洋都市で人口は約14万人だ。ここに俳優やスタッフなど総勢200人以上が集結して集中的に撮影が行なわれた。

その後は全羅(チョルラ)北道の全州(チョンジュ)市にある全州映画総合撮影所で撮影が続けられた。
この全州映画総合撮影所は2008年4月にオープンしたが、すでに88作品の撮影施設に選ばれている。カンヌ国際映画祭で最高賞を得たポン・ジュノ監督作品の『パラサイト』も、その60%が全州映画総合撮影所で撮影されたという。この施設が大人気なのは、屋内と屋外の両方ですばらしいセット場を持っているからだ。
以上のような撮影日程を経た映画『徐福』は、2020年上半期の公開が予定されている。

構成=「韓流テスギ」編集部

提供:韓流テスギ

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2019.10.18