家宅捜索で押収した口座情報などの資料と、これまでに集めた関係者の陳述を踏まえ、警察はV.Iとヤン前代表に資金の出処と賭博の掛け金及び経緯などを集中して追及する方針を固めた。
同容疑で起訴されたヤン代表も、明日29日に警察に出頭し、取り調べを受ける予定だ。
YG社を家宅捜索した警察は、ヤン前代表の自宅に対しても捜索令状を申請したが、裁判所は令状を発行せず、自宅は捜査対象には含まれなかった。
V.Iは、ソウル市江南区のクラブ「バーニング・サン」における性売買の斡旋と業務上横領など7件の容疑で今年6月25日に送検。2か月後に被疑者として警察に出頭した格好だ。
V.Iは、ユ・インソク前ユリホールディングス代表(33)と共にバーニング・サンの収益金約11億ウォン(約1億1千円)を横領した容疑がもたれている。さらに、直接性売買に関わり、自身が展開する事業の投資者らに性売買を斡旋した容疑などでも検察に起訴された。
警察はまた、ヤン前代表がYGに在籍していた当時、会社の金を賭博に流用していた可能性も指摘。この場合、ヤン前代表は横領の容疑も適用されることになる。
また、ヤン前代表は2014年、外国人投資家らに対し性売買を斡旋した容疑でも取り調べを受けている。警察は先月、ヤン前代表を被疑者として立件し、YGの口座を調べていた。
警察関係者は「控訴期日まで余裕がないため、口座の分析を早急に終えたいところ。常習賭博の容疑で召喚された際にまとめて尋問する」と伝えた。