「イベントレポ」『a-nation 2019』東方神起、倖田來未、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEらが集結! 4万5000人が集った千秋楽のオフィシャルレポート

 

●倖田來未

セクシー&ヘルシーな魅力全開に「POP DIVA」から幕開けした歌姫・倖田來未。凛々しく「まだまだこれからや!」と鼓舞したかと思えば「め組のひと」ではキュートな“め!”ポーズをキメるなど、くるくる変わる表情には誰もが首ったけだ。ファンをステージへ上げるサプライズもあり、ショーマンシップたっぷりに駆け抜けた全8曲。ボーカリスト、ダンサー、そしてプロデュースと全方位において発揮されたエンタテイナーとしての無限の可能性を見た夜となった。

●東方神起

赤のライトで染め上げられていく会場に、最終日のヘッドライナー・東方神起が姿を現す!ド頭「Jungle」ではギラリと狙いを定める獣のように、強い意志を宿した瞳で瞬時に広大な会場を我がものにしていく。そんなアグレッシブな開幕とは打って変わって、「Road」などハートウォームな世界を柔らかく歌唱。改めてその振り幅の広さに驚かされる一方、MCでは嬉しい話題も。

「6年ぶりの長居! 暑さが心配でしたが、待っててくれてありがとう!」(チャンミン)。

「10月には新しいアルバムを発売します。『XV』というたくさんの気持ちを込めた作品」(ユンホ)と、日本デビュー15周年の節目に弾みをつけるグッドニュースに加え、同作を携えたツアーも決定に。また彼らに会える歓喜にわくも、間髪入れずスリリングな「Jealous」を放出。さらに2台のトロッコで会場を周回し、ご機嫌な「Hot Hot Hot」をお見舞いするや、花火も打ち上がる! 「すごく幸せでした!ありがとうございます」(ユンホ)と笑顔いっぱいに、でも時折息を切らしながら語る姿は、全力疾走の証。そんなストイックな姿勢に会場も割れんばかりの喝采で応える、最上のエンドマークとなった。

大阪公演、いや7月の青森から始まった『a-nation 2019』。体感温度は沸騰レベルだった強力アクトたちに再び会えるその日を、今から楽しみに待ちたい。

取材・文=後藤愛

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2019.08.19