共通するイメージ
あの『トッケビ』の名場面を思い出してみよう。
美しい風景を見つめるウンタクを後ろからキム・シンが抱きしめる。2人は愛を感じあいながら見つめあった。
そして、ウンタクが口を開く。
「私、告白することがあるの。私はもうおじさんに対して見えるものがないの。背が高くて服が高価で目がきれいで……それがすべて。だから、もう剣を抜いてあげられないの。でも、私にはおじさんが可愛く見える」
その言葉を聞いて、キム・シンはウンタクの髪にやさしく触れ、彼女を愛しく見つめ続けた。
このように雪の中で純粋に愛を確かめあう……という場面で、『トッケビ』と『冬のソナタ』という二つの傑作が共通するイメージを作りだしていた。
しかも、そこはオリンピックの大舞台となったスキー場だった。
『トッケビ』と『冬のソナタ』とオリンピック……3つのイメージが重なる場所が龍平リゾートなのである。
構成=「ヨブル」編集部
コラム提供:ヨブルhttp://yoble.jp/
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