白ジャケットを羽織りカチッと決めたSE7ENは、スポットライトに照らされながら一礼すると、ステージ中央のグランドピアノの前へ。緊張が伝わるSE7ENの表情に、観客も思わず息を飲み込んだ。ジャケットを脱ぎ、腕まくりし、「よろしくお願いします」と一言。一息漏らすと、「I Hope It's You (KR)」が始まった。
丁寧に演奏しながら心を込めて歌う姿は、観客に感動を与え、演奏が終わると大きな拍手が沸き起こった。緊張が解け、ホッとした表情になったSE7ENは、「デビューしてから、1番緊張した瞬間だと思います。リハーサルでは上手くできたんですけど、ピアノの前に座ったら、本当に急に手が震えてビックリしました。もっと上手く弾きたかったのに!」と悔しさを見せると、「DVDにも残っちゃうじゃん〜!さっきちょっと間違っちゃったイントロだけもう1回やりたいな。これを編集して、DVDに入れるから!」と笑わせ、イントロを再チャレンジすることに。今回は余裕が生まれ、ミスなく演奏に成功。笑顔で立ち上がると四方に投げキスし、喜びを示した。
「今年のチャレンジはピアノを勉強すること」で、ピアノの練習は始めて4ヶ月程とのこと。短期間で磨き上げた実力に、驚きの声を上げる観客の反応にSE7ENも満足気。「でもまだまだだから」と謙遜しながらも、「ピアノで新曲を作りたい気持ちもあるので、楽しみにしてください!」と意気込んだ。続く「COME BACK TO ME (KR)」も弾き語りで披露。SE7ENからのプレゼントのような弾き語りステージは、観客の心を鷲掴みにした。
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