「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.78「兵役免除の改定はBTSにも影響?」

どのように該当者を特定するか

世論が過熱する中で、国防省と兵務庁は昨年の秋に兵役免除の規定を見直すという決定をして、その作業部会がスタートした。
同時に、1年をメドに結論を出すと決まった。
こうして兵役免除の規定が見直されることになったのだが、その際に、大衆音楽も対象になるかが大きな焦点となっている。
BTS(防弾少年団)が世界中で大人気を博している現状を見ると、彼らはオリンピックのメダル以上に国威発揚に貢献しているのは間違いない。それゆえに、「大衆文化にも対象を広げるべきだ」という意見が随分と多くなってきた。

しかし、スポーツ大会や音楽コンクールのように、明確に成績を規定できるものが大衆音楽の分野にはない。
それだけに、どのように該当者を特定するのかが難しいのは確かだ。
いずれにしても、今年の秋には何らかの結論が出る。
そのときに、大衆音楽はどのような扱いを受けるだろうか。
BTSの兵役にも影響を与える重要な問題だ。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

2019.07.06