韓国タレントのキム・ジェドン(45)が、大田(テジョン)広域市の大徳(デドク)区との合意の上、講演中止を決定した。
キム・ジェドンが受け取る予定だった1550万ウォン(約155万円)という出演料が騒動になったからだ、
6日、大徳区庁は今月15日に予定されていたキム・ジェドンの講演行事を中止にすることにしたと発表。大徳区側は「キム・ジェドンが共にする青少年アカデミー行事が中止になった」とし、「キム・ジェドンさん側と行事進行に関する議論の結果、現在の状況で当初の趣旨どおりに円滑な進行をするのは難しいということに共感し、行事を中止することにした」と伝えた。
結果的に、キム・ジェドンの高額出演料が行事中止までに至った。問題の出演料は90分で1550万ウォンだ。この出演料に対して、正しい未来党大田支党と韓国党所属議員が声明書を出して非難。両党は大徳区の財政が劣悪な状況において1550万ウォンも講演に出すことを納得するのは難しいというのだ。また大徳区が他の講師には500万ウォン(約50万円)レベルの講演料を支給したことが後から明らかになり、騒動は大きくなった。
キム・ジェドンの今回の講演は、大徳区の困難な財政状態と重なり、騒動となった。これに対して大徳区は、区の予算ではなく国費で出演料を支給すると釈明。区の予算でも国費でも全て国民の税金であるだけに騒動は収まらなかった。
結果的に、キム・ジェドン側は講演中止を決定。突然中止を謝罪し、大徳区の青少年に他の形で支援すると伝えた。
90分で1550万ウォンという出演料は、市場の状況に関係なく、芸能界市場に対して明確に分からない一般大衆にとっては、受け入れにくい金額の可能性もある。
今回始まった芸能人の高額出演料騒動が、新たな騒動に発展するのか注目されている。