疑問の声が大きくなった
各マスコミはこぞって芸能兵の実態の解明を進めていった。
その過程で、芸能兵が使っている施設の充実度や、給料、外出許可などが一般兵と比較にならないほど優遇されていたことが発覚した。
事態がここまで大きくなると、韓国内では芸能兵の存在意義に関する討論が活発になった。その中でもっとも焦点が当てられたのが、「韓国は徴兵制を導入しているのに、軍の広報活動をする必要があるのか」というものだ。
確かに、徴兵制がなければ軍のイメージアップを図る必要もあるが、実態はそうではない。また、芸能兵の活動の一環として行なわれる慰問活動も同様である。
女性と接することが少ない軍生活の中で、女性アイドルが慰問に訪れるなら気合も入るだろうが、「果たして男性アイドルが慰問に訪れることで、部隊内の士気はあがるのだろうか」という疑問の声まで上がった。
その結果、2013年7月には芸能兵制度の廃止が国防省によって決定された。
以後、軍楽隊や義務警察の広報団があるものの、芸能人が兵役中に特技を生かせるところが少なくなってしまった。
今でも「芸能兵」があれば……。
そう思っている芸能人はさぞかし多いことだろう。
コラム提供:ヨブル
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