9月27日(土)、9月28日(日)の2日間、日比谷公園にて日韓最大の文化交流イベント「日韓交流おまつり2014 in Tokyo」が開催された。
日韓交流おまつりは、2005年の日韓国交正常化40周年を記念した「日韓友情の年」の主要事業として始められ、毎年ソウルで開催されるようになった。
2009年からは東京でもスタートし、日韓文化交流における最大規模のイベントである「日韓おまつり2014 in Tokyo」は今年で6回目を迎え、開会式には、高円宮妃久子様が臨席されたほか、福田康夫元首相らが出席。本年は「祭りがつなぐ心と心」をスローガンとし、K-POPアーティストのスペシャルコンサートを始め、両国の伝統芸能のパフォーマンスやK-POPカバーダンスなどの迫力あるステージに加え、韓国の伝統文化を体験できるコーナー、韓国料理の販売や、韓国の観光情報や本の紹介コーナー等を展開し、日韓それぞれの文化を体験できる催しが2日間にわたり行われた。
2日目の28日には、毎年恒例のK-POPコンサートが開かれた。
シークレットな舞台をコンセプトに揚げ、当日まで出演者の発表を記事化させなかった主催者側。そんなスペシャルなパフォーマンスのオープニングアクトには2011年に続き2回目の登場となる「Girl`s Day」。
2010年にデビューした、大人気の韓国4人組アイドルグループ。スクリーンに映し出されると、あちらこちらからメンバーの名前を叫ぶ声が。青い縦シマ、ノースリーブのミニワンピースとキュートな衣装で登場し、最新シングル「DARLING」を歌い上げると、「Everyday Girl`s Dayこんにちは私たちはGirl`s Dayです」とあいさつし、ユラ、ソジン、ヘリ、ミナの順に可愛いらしく自己紹介。
自身が出場2度目となる名誉な点に触れ、「この様な意味のあるイベントに2回も呼んでいただけて光栄です。今年も皆さんのために素敵なステージをお見せします。」と感謝と意気込みを述べた。続けてトークコーナーでは、日韓文化交流イベントにちなんで、韓国のおすすめをMCから聞かれ、ミナが「仁川(出身地である)のジャジャン麺がおススメです!コチュチャプチェもぜひ食べて欲しいです。チャイナタウンも素敵ですよ。」と、とっておきの情報を教えてくれた。
これからの予定として、「現在は個々に活動していますが、これからも皆さんと会う時間を作りたいと思っています。応援よろしくお願いします。」(ヘリ)とアピールすれば、会場からは温かい声援が。リーダーソジンの「一番セクシーな曲です。」との曲紹介で2曲目「Something」へ。キュートな外見とは裏腹にセクシーなパフォーマンスで会場を魅了した。
曲の合間には「遠くにいらっしゃる方も見えていますか?みなさんが楽しいイベントになればいいなと思います。」と気遣いも見せた。ミナが「前回よりもっと多くの方がいらしていますね。もっとがんばらないといけないと思います。」と述べると会場から温かい拍手が。そしてヘリから最後の曲紹介。セクシーなダンスとキャッチーなサウンドの最後の曲「Expection」を歌い終えると、大きな声援が送られ、「ありがとうございました。また会いましょう。」と伝え、大歓声を背にステージを下りた。
2組目は「5tion」。5つの新しい真実のイメージ(5TrueImageOfNew)の頭文字をとり5tionと名付けられ、2001年に韓国でデビューとした韓国男性5人組ボーカルグループだ。27日のK-POPコンテスト2014のゲストとして出演し会場を沸かせて以来2度目の登場となった彼らは、シックなスーツに身をまとい「More Then Words」で登場し、レン、マリン、ロイ、ノア、カインが一人ずつ愛のこもったあいさつをした。
それぞれの持つ色気のある雰囲気に会場中が釘づけに。日本活動が長いということで、MCより「日本の魅力は?」という質問を受けるとカインが「皆さん親切。天気がいいところ。そして綺麗な女性が多い。」と答えると会場の女性からうれしい悲鳴が。すかさずマリンが「あちらにはとても美人が多い。」と付け加えるお茶目な一面も。今後の期待される活動は「日本全国のファンに会いに行きます。皆さんのそばまで行きたいです。」とこれから行われる全国ツアーの抱負を述べた。続いてマリンの曲紹介で「All for you~僕だけの宝物~」へ。
心に響くハーモニーに酔いしれていると「このような席で皆さんとご一緒できてうれしいです。今日は短い時間でしたが、これからも5tionのたくさんの魅力を見せたいと思います。応援よろしくお願いします。」と改めて感謝を述べ、最後の曲「Messege」へ。大人の魅力あふれるセクシーなボーカル力で観客を魅了し、ステージに華を添えた。
続いてバトンを受けたのは、「Ledapple」。2010年にデビューし、歌だけでもダンスだけでもなく演奏まで光る秀逸な韓国の5人組バンドアイドル。メンバーの名前を叫ぶ黄色い歓声が上がる中「Sadness」でスタート。会場のテンションを一気に上げると、休む間もなく2曲目「Run to you」へ。迫力のライブパフォーマンスに会場は大盛り上がり。全員で「We are Ledappleです」とあいさつし、リーダーのヨンジュンからハンビョル、ヒョソク、ギュミン、グァンヨンが自己紹介。
何度もツアーを大成功させている彼らにMCよりズバリ「Ledappleだけの魅力は?」という質問に、ハンビョルが照れながらも「頭もいいし背も高いし」と笑いを誘い、続けて「10月19日に豊洲PITでライブがあります。メンバーの力を感じてください!」と力強いコメントに会場からは歓声が。モスクワ、ヘルシンキ、ウィーンなどのヨーロッパツアーを大盛況で終え、楽しかったと余裕も感じさせる彼ら。
10月19日の凱旋ライブへの意気込みを聞かれるとグァンヨンは「ファンの皆さんがもっと楽しめるライブ」、ギュミンが「日本のファンの皆さんと会いたかったその力がライブになります!」と伝えた。会場の歓声が止まない中ハンビョルの「次の曲は紹介がいらない!一緒に楽しみましょう」の掛け声と共に最後の曲「Time is up」へ。
更に自信をつけたステージパフォーマンスに、会場の興奮は最高潮に。強烈なインパクトを残し、ステージを後にした。
そして最後には、シークレットゲストにも関わらず、一瞬で会場中が緑のペンライトにかわり、会場内だけでなく会場に入りきれなかった大勢の待ちきれないファンも加えて、「キム・ヒョンジュン」コールが。その様子に驚き、また煽るようにMCが「盛り上がる準備はできていますか?」と会場に投げかけると悲鳴にも似た大歓声が。黒いパンツにトレーナー、腰に赤いチェックのシャツも巻いたカジュアルなスタイルで1曲目「Your Story」のイントロと共に本人が登場すると、一気に会場のテンションが最高潮に。
「みなさんこんばんは。キム・ヒョンジュンです。今日はシークレットで来ましたが…でも、こんなにたくさんの方に来ていただいてありがとうございます。短い時間ですが、楽しんでください!」とあいさつし、感謝を伝えた。鳴り止まぬ黄色い歓声の中で「Save Today」「HOT SUN」を続けて熱唱すると、その圧倒的なカリスマ性あふれるステージで全観客を魅了した。
最後の曲「HEAT」では途中客席にマイクを向け、ファンと共に大合唱する場面も。
「ありがとうございました!」とステージを去った後も、興奮醒めないファンからは「キム・ヒョンジュンコール」が鳴り響き、MCがなだめる事態に。
華やかなステージはキム・ヒョンジュンという大きなシークレットゲストを最後に迎え、惜しまれながらも大盛況で幕を閉じた。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
日韓交流おまつり2014公式サイト www.nikkan-omatsuri.jp/