「取材レポ」M.Pire、素顔満載のファンミ開催! キュートなアドリブダンス&女装姿にファン絶叫!

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K-POP界“最強のビジュアル”と、3年間の過酷なトレーニングで培った実力を兼ね備えた7人組ボーイズグループM.Pire(エムパイア)。日本公式ファンクラブのオープンを記念し、9月14日(日)、東京・山野ホールにてファンミーティング「M.Pire Japan Fanmeeting 2014」を開催した。

M.Pire は2013年8月、ミニアルバム「carpe diem」でデビュー。“M.Pire”とは “Music”と“Vampire”の合成語で、“音楽を食べて生きるアイドル”という意味を持ち、韓国最大規模の音楽イベント「ドリームコンサート」でステージデビューした数少ない新人グループの一組だ。

2014年4月、初のDVDマガジンを日韓同時発売し、自慢のビジュアルだけでなく、メンバーの個性が光るトークなどを通して、バラエティー能力の高さも見せ、日本での注目度も上昇。

5月には、3rdミニアルバム 「RUMOR」を発売し、Mnet Japanの「M Countdown」オンライン投票で瞬間1位を記録した。

今回のファンミーティングでは、自慢のビジュアル、歌、ダンスだけでなく、ゲームコーナーを通じて、彼らの個性が光る楽しいトークやユニークな一面が満載のステージとなった。

真っ赤なスーツに身を包んだ7人のメンバーが登場し、3rdミニアルバムのリードトラックで、“レトロ・ソウル・ファンク”をコンセプトにしたファンキーなナンバー「そんな子じゃない」で幕を開けると、客席は早くも総立ちに。洗練された男らしさ全開のメンバーに、オープニングからファンは熱狂し、うなるような大歓声が沸き起こった。

興奮冷めやらぬ中、司会の古家正亨が進行役を務め、まずはメンバーが自己紹介を兼ねてあいさつ。大きな会場でのファンミーティングは初めてとあって、Luminは「緊張しているんですが、どうでしたか?」とファンの反応を確認し、客席から大きな拍手が聞こえるとホッとした様子。リーダーのTaeheeが「今回はスペシャルなステージを準備してきました」と伝え、ゲームコーナーからスタートした。

最初のコーナーは、音楽センス抜群のM.Pireにぴったりな“MUSIC伝言ゲーム”。最初の一人が日本の曲を聴いた後、それを次々とメンバーに歌って伝言していき、最後は抽選で選ばれたファンが答えるというものだ。お題はゴールデンボンバーの「女々しくて」。

Taehee

Taehee(テヒ)

全員がイヤホンをして待つ中、トップバッターとして出てきたTaeheeが、「女々しくて女々しくて女々しくて辛いよ♪」というサビの部分を2回聴き、一度練習で歌ってみると、完ぺき! 客席から「おぉ~」と感心の声が上がった。これなら“イケる!”と誰もが思ったが、「メンバーが心配」と言っていたTaeheeの言葉通り、早くも次のLuminから崩れていく。「辛いよ」の部分で音程が下がってしまい、少しずつ発音も微妙に。5人目のHaruからはリズムも変わったが、それでも最後のファンが正解を当て、メンバー全員大喜び。最後にもう一度、「女々しくて」が流れると、「辛いよ」の部分を変えたのは誰なのかと犯人探しとなり、メンバーに謝るLumin(笑)。メンバーは口々に「楽しかった」と振り返り、Luminは「僕たちだけでまたやってみたい」と笑顔を見せた。

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音楽の次は“ダンス伝言ゲーム”。文字通り、ダンスを伝言していくもので、今回は2人ずつ踊り、最後1人に伝える。お題はE-girlsの「おどるポンポコリン」で、トップバッターのTaeheeとUseungがスクリーンに映し出される映像を見てダンスを覚える。「難しい」というUseungとは対照的に、「僕は記憶力がいいので」というTaeheeは自信満々で、次のHaruとRedに踊って見せた。

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そして、HaruとRedが次のJerryとLuminに伝えるが、なぜかHaruが途中でアレンジを加え、踊り終えると満足気な表情で、メンバーとハイタッチ。客席もHaruのアドリブダンスには大爆笑。結局、JerryとLuminはそのままT.Oに伝え、「このダンスにはポイントがあるからよく見て!」と念を押すHaru。最後、正解の映像と同時にT.Oが踊ったが、もちろん合うはずもなく、メンバーから「違うじゃないか!」「何を考えているんだ」と一斉攻撃を受けたHaruだったが、「きっとこのダンス、流行ると思います」とニッコリ。Luminが「きょうHaru君の精神世界を知りました(笑)」と感想を語り、大盛り上がりとなった。

Jerry

Jerry(ジェリ)

 すると突然、客電が落ち、会場がざわついていると、ケーキが運ばれてきた。主役は9月15日で20歳になったJerry。メンバー、そしてファン全員でバースデーソングを歌ってお祝いし、Luminからはほっぺにチューのプレゼントも! 「予想もしていなかったので本当にビックリしました。とてもうれしいです。何と言っていいのか…」と感激した様子のJerryは、「M.Pireがトップになることが目標です!」と今後の抱負を力強く語った。

ファンとの触れ合いで楽しい時間を過ごしたM.Pireは、次はコラボステージでファンを魅了。まずは、イ・ドンウク、イ・ダヘ主演のドラマ「ホテルキング」のOST「愛の病」を手掛けたメインボーカルのLuminとT.Oが登場。「ホテルキング」のハイライトシーンをバックに、ステージ初披露だというこの切ないバラードを熱く歌い上げた。

T.O

T.O(ティオ)

雰囲気がガラリと変わり、次はラップ担当の2人が会場を盛り上げる。Jerryは「Yeah」、Useungは「Jemba Jemba」という自作曲をそれぞれパワフルに披露し、会場は一気にクラブのような雰囲気に。そして、会場後方のサブステージにJerryが現れ、Useungと共にGD&TOPの「High High」で弾けまくり、ファンもさらにハイテンションとなった。

次の瞬間、さらにファンの絶叫がこだまする。髪に大きなリボンを着け、ラブリーな衣装でスカートを履いた女装姿のTaehee、Haru、Redが登場。ORANGE CARAMELの「Catallena」に乗せてキュートなダンスパフォーマンスを披露し、客席からは「かわいい~」の声が飛び交った。歌い終えたTaeheeは「着替えて鏡を見たら、とてもかわいかったです(笑)」と女装した気分を茶目っ気たっぷりに表現した。

Useung

Useung(ユスン)

ファンミーティングも後半戦へ。“箱の中身はナンデスカ”と題したゲームコーナーが始まった。目隠しした状態で、箱の中に入っているものを手の感触だけで当てるのだが、今回は答えを絵で描くというもの。2人ずつ挑戦し、今回はLuminがお手伝い役に。最初のチャレンジャーはUseungとRed。箱にはリモコンで動くクモが入れられ、怖くてなかなか触れないUseungとは違い、Redはしっかり触り、見事にクモを描いて正解した。

Haru

Haru(ハル)

次のチャレンジャーはHaruとJerry。ステージ後方のサブステージに用意された小道具の中から、Luminが好きなものを選んで持ってくることになり、他のメンバーから「生きているもの!」という声が上がると、HaruとJerryは「ダメよ~ダメダメ」と日本エレキテル連合のギャグを使って本気で嫌がったが、Luminが持ってきたのはリクエスト通り、虫(おもちゃ)の数々! 特にHaruは手に触れるたびに、大絶叫。ビビりまくる姿があまりにもおかしかったのか、いたずら心が発動したT.Oが虫を手に取り、Haruの前に投げ出してしまった。一瞬シーンとなり、「ゲームが終わったじゃないか」というLuminの言葉で我に返ったT.O。「すみません」と謝り、もう一度やり直し。今度はLuminが入れ歯を持ってきて、ゲーム再開となったが、Haruは絶叫を連発してはその場に崩れ落ち、もはや戦意喪失!? ワニの絵を描き、ぐったりする一方で、Jerryは「なぜこれがここにあるの?」と不思議がりながらも入れ歯の絵を描き、見事正解を当てた。

Lumin

Lumin(ルミン)

最後はTaeheeとT.Oがチャレンジ。箱の中にはLuminが入ったが、TaeheeとT.Oは怖いもの知らずでガンガン触るので、むしろLuminの方が怖がりまくる。ところが、なぜかHaruが悲鳴を上げたため、TaeheeはHaruと勘違いし、不正解。T.Oが正解を出した。Luminは「殴られそうになって、死ぬかと思いました(笑)」と興奮気味に語り、みんなを「弱虫」と言っていたHaruが、結局一番の怖がりだということが判明し、メンバーも大はしゃぎだったゲームが終了した。

Red

Red(レッド)

最後は、5人揃っての圧巻のライブステージ。デビュー曲のダンスナンバー「Can't be friend with you」、メロディーが耳に残る「I'm Better」をキレのあるダンスパフォーマンスで魅せた後は、サブステージに3人が移動。Luminが「次の曲は真心を込めて作った曲です。皆さんの心に響くように日本語で準備したので、僕たちがどう生きてきたのか、どんな気持ちで歌っているのかを考えながら聴いてもらえたらうれしいです」と曲紹介し、練習生時代に感じていた心情を綴った、Lumin作詞・作曲の「星になり」を情感たっぷりに歌い、その歌声にファンも酔いしれた。そして、ラストは「そんな子じゃない」のアコースティックバージョン。彼らの歌の上手さがいっそう際立ち、美しいハーモニーが響き渡った。

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アンコールでは、会場の客席扉からそれぞれ登場したメンバーが、H.O.Tの「幸福」を歌いながら、客席を縦横無尽に駆け巡り、ファンと視線を合わせたりハイタッチをしたり、最後までファンを胸キュンさせる演出で大盛況のうちに幕を閉じた。

また、イベント終了後には、ただのハイタッチではなく、手と手を合わせて、そのままメンバーの手を“にぎにぎ”できちゃう“にぎにぎ会”も行われた。今回のファンミーティングは大きな会場とあって、「緊張している」と話していたメンバーだったが、ライブではカリスマ性あふれるカッコいい姿を、ゲームでは親しみやすい素顔を覗かせ、さまざまな姿を見せてくれたM.Pireの7人。ファンクラブもオープンし、ますます日本での活躍が期待される。

写真提供:(c) M.Pire Japan Official Fanclub

 

■ファンクラブ情報

M.Pire ジャパンオフィシャルファンクラブ http://www.mpire.jp/       

 

 

2014.09.27