「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.67「新大久保の超人気店」

変わらぬ人気

取材時に、客待ちの行列が一番多かったのが「おんどる」であった。この店は今は「でりかおんどる」という店名になっていて、相変わらず長蛇の行列になっていた。そういう意味では8年前と変わらぬ人気を誇っている。
思えば、この8年で新大久保の店舗もずいぶん変わった。本当に入れ代わりが激しい。
今なら、チーズタッカルビでブレイクした「市場(シジャン)タッカルビ」、新鮮な野菜料理が評判の「くるむ」が大人気で、私は何度も足を運んでいるのだが、この「でりかおんどる」は以前から不動の人気を得ている。

人気の秘訣は何なのか
何度か食べた経験によると、サムギョプサルを初めとしてボリューム満点のメニュー、さらに、甘めの味作りというのが特に若い人たちに受けているのだと思う。ランチタイムにしても、メニューが本当に豊富で選び応えがある。
ネットの口コミを読むと、「忙しい時間帯の客対応に問題ある」という声もあるのだが、あまりに混んでいるがためにそういう風に受け取られてしまうのだろう。
ずっとナンバー1の人気を保っている「でりかおんどる」。新大久保を代表する超人気店だと言える。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

2019.04.20