正統的な恋愛ドラマ
第3話以降の視聴率は伸びなかった。12月5日に放送された第3話は9.3%で、12月6日の第4話も同じく9.3%だった。
ここから、再び2ケタの視聴率を達成することが期待されたが、逆に視聴率は下がり、以後は7~8%台に終始した。
2019年1月24日に放送された最終回の視聴率は8.7%だった。
この数字をどう考えるか。
やはり「意外」と言わざるをえない。
地上波でなくケーブルテレビでの放送と考えれば、視聴率は及第点だ。しかし、ソン・ヘギョとパク・ボゴムの主演というのがあまりに期待が大きかっただけに、視聴率のうえでは「惜しい」という気持ちが残った。
確かに、正統的な恋愛ドラマであった。作品の出来も良かった。
しかし、特殊な職業のドラマやミステリアスな設定が多いドラマに慣れてしまった韓国の視聴者に、特別強い印象を残すことはできなかったのかもしれない。
あくまでも、視聴率の観点から見た評価だ。ドラマはそれだけではない。今後は、見る人がそれぞれに『ボーイフレンド』の良さを見つけていくことだろう。
文=「ロコレ」編集部 ロコレ提供:http://syukakusha.com/
4話連続で視聴率が同時間帯1位だったパク・ボゴム主演『ボーイフレンド』