韓国の国防省は、激しく変動する時代に合わせて劇的な決定をした。それは何かと言うと、陸軍・海軍・空軍・海兵隊のすべての部隊において、兵士たちが携帯電話を使えるようにするということである。
時代に合わせて
韓国軍で軍務をしている兵士たちに携帯電話を持たせると、軍の機密などを勝手にばらされる恐れがあるために、携帯電話の使用は兵士たちの間で禁止となっていた。もちろん、兵役中の人も携帯電話を使えなかった。
外部に電話をしたいときは、軍の中にある公衆電話で自由時間に通話をすることはできるのだが、個人的に自分が携帯電話を持つことはできなかった。
しかし、今の兵士たちは携帯電話がある生活に慣れすぎてしまって、それがないと大変な不便である。
しまいには、精神的にも落ち着かなくなる人がいる。そうした様々な面を考え、韓国の国防省も時代に合わせた変化を強いられた。
そこで、国防省では一部の師団において兵士たちの携帯電話の使用を試験的に実施してきた。
その結果、さしたる問題がないということになり、2019年4月からは韓国軍のすべての部隊において携帯電話の使用を許可する方向となった。
とりあえず、3カ月間の一時運用期間を設けて全軍で携帯電話の使用状況をチェックした上で、2019年7月からは全面的に兵士の携帯電話の使用が継続的に許可されることになるだろう。
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「今や兵役は芸能人の墓場ではない」と言い切れる根拠とは?(再読版)