朝日新聞の夕刊で「平成はいま」という連載シリーズが掲載中だが、12月22日付けの夕刊では「韓流ブーム」を取り上げていた。韓流ファンで賑わう新大久保を取り上げた記事だが、掲載された写真を通して韓流ブームの活気が伝わってくる。
政治的な悪化にもかかわらず……
朝日新聞に掲載された記事の出だしは次のようなものだった。
「東京・新大久保のコリアタウンが再び、活気づいている。チーズタッカルビやハットグなど韓国の食べ物が『インスタ映えする』と流行。通りは若者らであふれている」
実際、2018年も年末を迎えて新大久保の人出はますます多くなっている。
政治的に日韓関係は「最悪の状況」と言われるが、韓流はそんな影響を受けていないように思える。
日本のメディアの世論調査を見ていると、「韓国が嫌い」とい人は増えているのだが、「韓国が好き」という人は減っていない。
つまり、こういうことではないのか……政治や経済にかかわらず韓流が好きなのは変わらない、と。
特に若い人たちは、政治と切り離して自分が好きな「韓国」を追いかけている。それが、K-POPのスターであり、グルメであり、ファッションであり、美容なのだ。
しかも、賑わっているのは新大久保だけではない。
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