「アルハンブラ宮殿の思い出」で現実とゲームの境界を崩し、ヒョンビンを追うパク・フン。お茶の間を緊張させるミステリアスな悲劇は、どこから始まったのだろうか。
現在放送中のtvN土日ドラマ「アルハンブラ宮殿の思い出」(脚本:ソン・ジェジョン、演出:アン・ギルホ)でミステリアスな死の後、ゲームNPC(Non-player Character、ユーザーにクエストやアイテムを提供する仮想のキャラクター)に再び登場し、ユ・ジヌ(ヒョンビン)を攻撃する謎の存在チャ・ヒョンソク(パク・フン)。彼に向かって、視聴者のさまざまな推理が殺到する中で、有名なYouTubeのクリエイター「大図書館」も気にする3つの可能性を探ってみた。
1.ゲームなのか?現実なのか?
ジヌが血のついた修道士の剣を持って飛びかかるヒョンソクを見ながら、人々が最初に疑ったのは、「現実とゲームのどちらなのか」ということである。スマートレンズをつけなくても雨と雷、そしてギターの旋律が聞こえてくると「自動ログイン」になるうえに、ゲームで受けた傷の痛みまで、実際に感じるジヌ。いずれか科学的には説明するのは難しい出来事は、見る人にとって「これらすべてが、現実ではないこともありうる」という疑惑を持たせる。過去5回、ひたすら自分だけに見えて、聞こえ、感じることができるヒョンソクの存在を理解するのが難しく
「私はおかしいみたいだ」としていたジヌと彼の状態を「ストレス性被害妄想」と考えている周囲の人々の考えは果たして正しいのだろうか。
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