韓国男子の人気グループというと、かならず直面するのが兵役問題だ。それは、BTSも同様で、彼らにもいずれそういう時期が訪れる。その兵役の中身が、今後大きく変わってくるという。どのように変化するのだろうか。
義務警察の廃止
最初に兵役期間の問題から。
今までより3カ月間短縮になる。
従来の兵役期間は陸軍の場合で21カ月だった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、大統領選挙のときから兵役期間の短縮を公約に掲げており、現実的に2018年9月に兵役期間の短縮が閣議決定された。それによって、陸軍の場合で21カ月だった兵役期間が18カ月となる。
この3カ月の短縮は大きい。それだけ芸能界復帰が早くなるわけであり、これから兵役に行く芸能人にとっても精神的に少し余裕ができるかもしれない。
一方、芸能人の兵役問題に関して、ちょっと困る事態もある。それは、義務警察が2023年までに廃止されるということだ。
義務警察は、現役兵となるべき兵役履行者が軍隊に行く代わりに利用する制度であった。これまで、多くの芸能人が兵役期間中に義務警察で服務を行なっていた。
特に義務警察には広報団があり、そこで自らの技能を生かして啓蒙活動に励む芸能人も多かった。
この義務警察が段階的に縮小された末に、2023年までに完全に廃止される。
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