「コラム」 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.45「BTSの映画」

BTSが世界各地を回った2017年のワールドツアーに密着したドキュメンタリー映画『Burn the Stage : the Movie』が11月15日から公開されている。この映画では、BTSがどれほど努力してステージをこなしているかがリアルに描かれていた。

迫真のドキュメント

私は11月15日に東京・日比谷で『Burn the Stage : the Movie』の公開初日第1回目を見た。
客席の入りは2割くらいだった。平日の午前という時間帯を考えれば、「まあまあ」といったところか。
目を引いたのは、最前列が端を除いて埋まっていたこと。普通、映画館では最前列は満席手前まで空いていて、一番最後に埋まる位置だ。スクリーンが間近すぎて見づらいので、それも当然なのだ。

しかし、この日は最前列が特等席だった。一番間近で彼らの姿を見たいというファン心理が働いていた。その気持ちはよくわかる。
映画が始まり、ナレーションが場内に響きわたる。そして、BTSのステージとオフが交互に臨場感たっぷりに映し出される。
場面は、めまぐるしく世界を駆けめぐっていく。ソウル、チリ、ブラジル、アメリカ、タイ、日本、台湾、オーストラリア……ハードスケジュールと激しいパフォーマンスで彼らの疲労も極限に至る。映像を見ていて、本当にハラハラさせられる。
「倒れてしまうのでは」
そんな心配が見ている人を不安にさせる。
しかし、7人の若者たちは一致団結し、お互いに助け合いながら、一つ一つのステージで最善を尽くしていく。彼らの生の声もふんだんに盛り込まれて、映画は迫真のドキュメントになっていた。

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2018.11.17