パン・ミンジョンは4年に及ぶ訴訟過程で目撃した映画産業界の“素顔”について「満身創痍となった」と打ち明けた。彼女は「事件直後、私の話を聞いてくれた監督を信じ、映画スタッフや制作会社、事務所代表を信じたが、その信頼は粉々になった」と告白。映画関係者らが事件直後に性暴行の事実を隠蔽し、彼女自身を締め出し圧迫したと主張した。
特に、控訴審を準備する時期を説明しながら、「確かに『露出はない』という総括プロデューサーの確認を受けて映画契約をしたのだが、法廷で提出された録音記録には映画制作会社代表が『現場で脱がせればいい』という風に述べるなど、俳優の意思や契約内容が無視されていた」と訴えた。
パン・ミンジョンは裁判で勝訴したが、映画界では変わらず被害者として残った。
震えた声で発言文を読み上げていた彼女は深呼吸し、「私は女優だけど、もう過去形にならざるを得ない」と伝えた。パン・ミンジョンは「被害者なのに非難されたという理由でキャスティングを敬遠しているとの話をたくさん聞いている。私は私の地位から押し出されている」と吐露した。
また、「映画界が内部から反省し、変化を遂げなければならない」としながら、「“現場”を言い訳に強行された人権侵害と性暴行から被害者を救済し、加害者を懲戒・責任を問う変化が必要だ」と強調した。
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