俳優キム・ナムギル、女優ソン・イェジン主演のコメディー映画「海賊:海に行った山賊」(原題、以下「海賊」)の累計観客動員数が22日、500万人を突破した。配給会社のロッテエンターテインメントが明らかにした。
今年韓国で公開された韓国映画のうち累計観客数が500万人を超えたのは「鳴梁」(1545万人)、「怪しい彼女」(865万)に続き3作品目となる。製作費は160億〜170億ウォン(約16億2800万〜17億3000万円)で損益分岐点となる観客動員数は485万人。
「海賊」は「鳴梁」の人気に押され、公開初日の観客動員数が27万3447人(売上高シェア23.4%)にとどまり、70万2893人を動員した「鳴梁」(60.9%)と同シェアで37.5ポイントの差が出た。
公開当時、ロッテエンターテインメント関係者は「映画は口コミが広がらなければならないが、最初から『鳴梁』を圧倒するという考えよりも2位戦略を取る」と話していたが、同社の期待通り、徐々に口コミが広がり「鳴梁」を追い上げている。21日の売上高シェアは「海賊」が29.5%で、「鳴梁」(31.4%)との差は1.9ポイントまで縮まった。
「海賊」は朝鮮建国初期を背景に、消えた玉璽(ぎょくじ)を探すため奔走する海賊と山賊の物語を描いた。
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