Ⓒ2018 「Memories of a Dead End」 FILM Partners
吉本ばななが愛した物語が、待望の映画化!
日韓共同製作で紡ぐ、男女の物語。
『デッドエンドの思い出』
これは、誰もが通る愛おしくて切ない人生の通過点――
2019年2月16日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
2月2日(土)シネマスコーレにて、名古屋先行公開
誰もが一度はその作品を手にしたことのある作家・吉本ばなな。国内はもちろん、翻訳された数多くの小説は海外でも高い人気を誇り、世界中の読者を魅了しています。
インタビューで吉本ばななは、『これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好きです。これが書けたので、小説家になってよかったと思いました。』――著者自らがそう語る最高傑作、「デッドエンドの思い出」が待望の映画化となり、2019年2月16日(土)に劇場公開されることが決定いたしました。また、本作は10月4日~10月13日の期間で開催される釜山国際映画祭での上映が決定しています。
本作は韓国と日本を舞台にし、日韓共同製作で紡ぐ物語。
主人公ユミは、遠距離恋愛中の婚約者を追いかけて韓国から名古屋へやって来る。しかし久々に再会できると思っていた彼のアパートで出会ったのは、彼に寄り添うように存在していた彼の母親に似た女性だった。彼の裏切りに絶望し、あてもなく名古屋の街をさまようユミが行きついた先は、エンドポイント(=行き止まり)という名の古民家カフェ&ゲストハウス。そこでユミは、周囲を明るく照らすオーナー西山や、カフェに集うちょっぴりおせっかいな常連客たちに出会う。人生の終末を感じてしまうほどの絶望感の中、彼らとの何気ない時間の中でユミは少しずつ自分を取り戻していく。
主人公・ユミを演じたのは、韓国のアイドルグループ少女時代のチェ・スヨン。ユミを暖かく見守り、癒し、同時に自分の過去を清算していこうとするカフェのオーナー・西山に、名古屋発エンターテイメントグループ、BOYS AND MENの田中俊介。
本作でメガホンをとったのは、本作が長編デビューとなるチェ・ヒョンヨン監督。監督は、学生時代、日本文学と映画学を韓国でダブル専攻。2009年に制作した短編映画「The after...」が国内外の映画祭で高く評価され、2010年にはあいち国際女性映画祭のワークショップに招待され、円頓寺商店街を舞台にした短編映画「お箸の行進曲」を監督した。名古屋での撮影は2度目となる。
人は絶望感をいただいた時、人生のエンドポイントに来てしまったような気持ちになる。でも、そこは終点ではなく出発点だと気づいた時、新たな道がみえてくる。誰にでも訪れる絶望感と同じように、再生への希望も誰にでも訪れる。そんなメッセージを優しく綴った物語の誕生です。
(2ページに続く)