韓国で俳優としてはもちろん、歌手としても人気を誇るノ・ミヌが、8月9日に渋谷公会堂にてファンクラブ「HAPPY HOSPITAL」の設立を記念したイベント「NO MIN WOO Fanclub Open Anniversary LIVE&TALK」を開催。
ファンを“患者”と呼ぶノ・ミヌ。患者の中にはナース姿の人も。そんな熱いファンのためにと最高のLIVEを見せた。
舞台中央に映像が映し出されるとファンは大声援とともに、ピンク色のペンライトを光らせた。そしてICONのメンバーが登場。
軽快なドラムとDJによる音楽の中「ICON」のかけ声とともにいよいよノ・ミヌが登場!会場はミヌの声が聞こえないほどの声援!
「Crazy World」の曲からはじまり「We Rock」「Come On」と息つく間もなく3曲を歌った。
そしていよいよ第一声!ミヌが「オーイ!!かんじゃ~!!かんじゃ~!!」と叫びながらトークがはじまり「本当にファンクラブが作りたかったです。みんなで拍手しましょう!」と笑顔であいさつ。会場から拍手と「おめでとう。」の声が。
そしてミヌは「ICONのBlood(メンバー)達と初めてのシングルを出したから、ファンクラブの『HAPPY HOSPITAL』を記念して、無理しながら(笑)つくっちゃいましたー!!」と流暢な日本語でさらに会場を爆発させた。
そして「みんな今日はDance Danceする気はどうかな~?」とのミヌの声に「Yeah!!」とファン。
ミヌが「このぐらいはダメ!」と軽くステップを踏むと会場のファンは「かわいい~」と歓声。ミヌが「このくらいねー!」と大きくジャンプをすると「ネー!」とファンも一緒にジャンプ。
「今日は服が濡れて帰るくらいDanceしまーす!」とミヌ。続いて「ROCK STAR Remix.+ROCK STAR Original Ver.」でボルテージが上がり、次の曲「Yolo」ではミヌが舞台から観客の所に降りていくというサプライズ。ファンからプレゼントにとカチューシャを差し出され、嬉しそうにかけるという可愛らしい一面にファンも拍手。
演奏の途中でもミヌから「ダイエットタイム。あと2㎏分の汗かきましょう!」などと終始笑いが出るほどの楽しいトークをまじえながら、「Discoタイムね」と言うと「JAM1. JAM AGEIN」でDJとドラム演奏そして、ミヌのギター演奏が続き、会場には赤・青・オレンジのバルーンが出てくるとファンはバルーンにタッチ。
「なつかしい~。」とミヌが言った後には80年代ミュージックが次々に流れ、会場はミヌと一緒にDanceタイム。再び映像が映し出され、今日の舞台裏、ミヌがメイク中の姿が出ると会場のファンは「きゃ~!!」「ミヌきれ~い。」という声援。
「Alive」の後は抽選会に。会場のファンにミヌからのプレゼント。次々に番号が呼ばれる中、ミヌは当たったファン一人一人に「おめでとう!」と声をかけ、なかなか当たらない2Fを気にしてか、「2F、2F…。」と念じながら抽選する優しいミヌ。
再び歌に戻り「Baby」ではファンと一緒に歌った。「今、患者の顔を見ちゃったけど…変態よ。メロメロか?メロメロ?エロエロか?」とおちゃめな一面をみせるミヌ。
そして次の曲に入る前に「僕が18才の時、東京に住んでいたころチャンスが全然来なくて苦労した時にこの曲を聴きながら『患者たちにもこんな美しいメロディでエナジーをあげたい!』と思った日本のピアニストさんの曲です。
一緒に聴きましょう」と心温まるミヌの言葉。バイオリンとチェロ演奏も加わり、ミヌのピアノ演奏「Merry Christmas Mr.Lawrence」(映画「戦場のメリークリスマス」OST)を披露した。
続いてミヌが「良かったですか?いいね~僕が好きな曲を一緒の聴くのは…。次の曲は僕が冬にプサンの海へ一人で行ったときにカップルがたくさんいたんですけど、そこでカップルたちがチューしながら(笑)その状況を僕は後ろで見ながら曲を作りましたが、日本で絶対に日本語の説明書付きで出します。
韓国語だけどメロディとリモーションで、『あ~こんな感じか?』と理解してくれる?」との言葉にファンは「ネー。」と返事。ミヌが「愛してる人じゃなく、『愛しい人』。愛し…はダメです。
『愛しい人』が正しいです。」と訂正しながら曲名の紹介をすると笑いが起こった。ファンは2曲のピアノ演奏にうっとりし、迫力の中にも透明感のある歌声にただ魅了させられるばかり。ミヌは「今日はJapan Fanclub『HAPPY HOSPITAL』ができて幸せな日ねー!!もう毎日毎日映像を送っているんですがみんな知っている?」の言葉にファンは「知ってる~!」との返事が。
さらにミヌが「メロ?エロエロ?なミヌを送りまーす。夜寝る前に見ると、健康にいいです。熱いBloodが流れるから。最近いろんなことが出来てもっともっと大人になる時期だと感じています。例えば仕事もそうですが、周りから『なぜ会社を一人で作っていますか?』とか、『なぜ俳優だけでなく音楽も両方しながら楽じゃない人生を生きるのですか?』という質問をされます。
日本はそういうアーティストの存在が少ないから、インタビューされても想像はできないかもしれないけど5年後10年後に『あ~ノ・ミヌはやはり特別な存在だな』と言われるのが僕の目標だし夢だからがんばっていきます。僕の大切な一回の人生だからノ・ミヌの体で、顔で、考え方で、患者たちも僕と一緒に同じ場所でいることも運命だと思うし(拍手)患者の中で韓国にも日本にもいますが、うつ病の人が僕の存在を知ってくれて『病気が治りました』と言われることが一番幸せでした。
僕も患者と会ってエナジーをもらって、一人じゃないと思えることに感謝しています」と丁寧に自分のこれからの目標と夢を語った。「体を大切にしてこの世界が終るまで僕がもっといい思い出を作ってあげます。次のライブには僕が『Happy Hospital』の曲を作ります!」との言葉にファンから大きな拍手が起こった。
次の「Hello」の曲を始める前に一人の女の子を舞台で紹介した。
「震災があったり色んな事がありましたがずっと来てくれた特別な患者です」と紹介し、女の子は「いろいろな事がありましたがミヌ君の音楽で助けてもらいました」と話し、一緒に「Hello」の曲をピアノ演奏した。会場からは「がんばって~!!」との声援が飛び交った。
アンコールでは80年代音楽とミヌのソロのドラム演奏!!さすがにドラマーとしての存在も見せつけてくれた。息を切る事なく最高潮のアンコールとなった。
俳優・音楽はもちろんのこと、カリスマ性にあふれた特別な存在のアーティストとしても確立していくノ・ミヌ。ライブ終了後もなかなか席を立たないファン。熱気にあふれた時間を惜しまれつつ幕を閉じた。
取材:Korepo(KOREAREPORTINC)