「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.36「義務警察の廃止」

兵役で現役兵として入隊する人にとって、その代替服務の1つになってきたのが義務警察だが、2023年9月までに完全に廃止されることになった。これによって、芸能人の兵役も状況が変わってくるに違いない。

廃止の理由は?

徴兵検査で1級から3級までに判定されて現役兵になる人たちが、その代替服務として選択してきたのが義務警察だった。芸能人でも、兵役期間中に義務警察に入った人はとても多い。
義務警察に入ると、各地方警察庁の広報団員になれる可能性があった。その広報団員は学校や公共施設を回って様々な啓蒙活動をするメンバーなのだが、キャンペーンで歌や踊りを披露することが多く、芸能人の特技を生かせた。

そういう意味で、K-POPのスターも多くが義務警察に入って広報団に所属していた。しかし、今後はそれが難しくなる。義務警察は2023年9月までに完全に廃止されるからだ。
なぜ、義務警察は廃止となるのか。
これは、韓国の少子化と大いに関係している。
韓国は2000年以降に極端な少子化になり、兵役対象者の数が減っている。

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2018.09.08