兵役の特例制度を再検討
かつては、「韓流ブームの中ですばらしい活躍をしている人にも兵役免除の特例を与えるべきだ」という議論もあったのだが、結局は実現に至らなかった。
しかし、防弾少年団の活躍は「大衆音楽に特例がないのはおかしい」という議論をさらに深める契機となった。
それだけ、兵役免除の不公平感が顕著になってきたのだ。国会議員の中には、この問題を鋭く指摘して改善を要求する人もある。
これに対して、兵役を仕切る兵務庁のトップも「兵役の特例制度を見直す時期にきていると感じる」と発言し、これまでの制度を再検討する意向を明らかにしている。
文在寅(ムン・ジェイン)政権では、すでに兵役期間を21カ月から18カ月へと短縮することを決定している。
さらに、兵役免除の特例制度の改善が行なわれれば、防弾少年団のような世界的な大スターはその対象になることも十分に考えられる。
今後の成り行きを見守りたい。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
コラム提供:ロコレ
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