見る人に満足してもらうために制作現場では大変な苦労をしている
韓国ドラマを見ていてよく思うのは、「1週間に2話連続で放送するというドラマの視聴スタイルは、作る側にとっては本当に大変だろうな」ということである。それでも、日本のように連続ドラマを週一で放送することはないだろう。それは、ドラマが大好きな韓国の視聴者が許さないから。
濃密な人間関係をドラマが再現
私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)が韓流雑誌の編集長をしているときに、韓国で「なぜテレビドラマがそんなに好きなのか?」というアンケートを取ったことがある。
もちろん、様々な意見が寄せられた。
代表的なものを挙げれば、以下のとおりだ。
「一度見てしまったドラマは、習慣的に見るようになってしまうから」
「テレビというのは経済的な負担がなく、楽しく見られていい。レジャーとして本当に生活に定着している」
「素敵な俳優たちを見ていると、それだけで気分が楽しくなってくる」
「たとえ現実的に起こらないことであろうとも、脚本家が本当に面白くドラマを作っているので、つい引き込まれてしまう」
確かに、もっともな意見だ。
特に、韓国の人たちは、濃密な人間関係の中で毎日暮らしていて、そうした付き合いを面白く再現してくれるドラマに興味を持つのも必然かもしれない。
そんな風にドラマが大好きな韓国の人たち。好きな理由として一番に挙げたものは何だろうか?(ページ2に続く)