「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.32「芸能人の入隊が早まるか」

写真=韓国陸軍公式サイトより

文在寅(ムン・ジェイン)政権は、韓国軍の改善を積極的に進めているが、その中で、兵役対象者の管理を強化している。特に、「芸能人」「スポーツ選手」「高位公職者」「高所得者」という人たちの兵役履行状況に目を光らせている。

早めの入隊が増える?

現在の兵役法では、30歳までの兵役履行の延期が可能になる場合が多かった。
しかし、状況がちょっと変わってきた。兵役を仕切る兵務庁は、今後は28歳以上の人に対して、大学院の進学とか地域・公的機関での広報大使活動を理由として入隊を延期することを許可しない方針になってきた。

これによって、韓国の芸能界にも影響が及んでくることは間違いない。
なぜならば、そもそも芸能活動そのものは入隊延期の理由にならなかったからである。それゆえ、著名な芸能人の中には、大学院への進学や各種の広報大使の活動を理由として延期申請を出していた。
しかし、今後はそういう形での延期が難しくなった。ということは、必然的に芸能人の入隊が早まってくる可能性がある。
たとえば、今まではリミットの30歳ぎりぎりまで入隊を延期する人がいたのだが、今後は28歳以下でも早めに入隊したほうがいいという雰囲気にもなりかねない。(2ページに続く)

2018.08.11