裏表がないスター
イ・ジュンギはホームページを通して自分の意見を素直に表すタイプのスターだ。
彼がこのようなスタイルを取るのは、ファンとの距離を縮めるためである。
「僕を身近に感じてほしい」
それが、いつもイ・ジュンギがファンに向けて発しているメッセージだ。
彼は本当に裏表がないスターなのだ。
しかし、影響力が大きいだけに、ときに思わぬ波紋を呼ぶこともある。
たとえば、2008年に李明博(イ・ミョンバク)政権が発足したときに、失政続きの政権を批判する意見を述べたことがあった。
それは、本当に的を得た意見だった。しかし、それによってイ・ジュンギは政府に批判的な人間と受け取られてしまった。
もちろん、人気商売であることを考えれば、あまり政治的な発言をしないほうが波風が立たなくていいかもしれない。
しかし、イ・ジュンギはそう考えない。当時は李明博政権に失望した人たちが大々的に街頭でデモを行なっていた。それは「ろうそく」を掲げる静かなデモであったが、若い人たちが積極的に自らの意見をアピールする中で、イ・ジュンギも黙っていられなかったのだ。(3ページに続く)