「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.23「防弾少年団の『12年ぶり』が凄い」

持続力が大事

防弾少年団についてビルボードの副社長は「防弾少年団の成功の秘訣は、既存のK-POPアーティストとは明らかに違う音楽性です」と語っている。
ここまで評価されれば、正真正銘の本物。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領はツイッターで防弾少年団に祝辞を述べていたし、首相も防弾少年団の快挙を讃えて「大衆文化の海外輸出に全力を挙げるように」と、関係省庁に大々的に呼びかけた。

とにかく、この10日間は韓国の芸能ニュースも防弾少年団が一色。国を挙げて興奮していた。
かつて韓流がアジアを席巻して韓国の人たちは自尊心を大いにくすぐられたが、今度の防弾少年団の快挙は、それ以上の快感をもたらしたのではないか。
しかし、大事なのは持続性である。
一過性で終わって「ぬか喜び」になってはいけない。
防弾少年団に続く新しい人たちがビルボードのランキングを賑わせていけば、K-POPは世界でも普遍性を持つようになる。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

2018.06.09