「インタビュー」イ・スンギ「軍隊から帰って来てエネルギーが溢れています」

Q.スランプに対する恐れはありませんでしたか?

イ・スンギ:僕は毎日、挫折感と絶望感を少しずつ分けて感じる人なのだと思います。何をしても完璧に満足できません。「自分が上手くやっているのか?」という疑問を常に自分に問いかけています。「イ・スンギがやれば全部上手くいく」と皆に言ってもらえていたら調子に乗っていたかもしれないが、大衆が僕に対して「本当に上手くやるのだろうか」という疑いを持ってくれたからこそ、それに打ち勝った時に得られる安堵感が好きです。

Q.「花遊記」のCG事故とスタッフの落傷事件は衝撃的でした。主演俳優として心が重たかったのでは?

イ・スンギ:本当に残念でした。今回の事故はこれまでの韓国ドラマのシステムの病弊がもたらした結果だと思います。制度的な部分で見直す必要があると思っています。

Q.「相性」では、朝鮮最高の暦術家のソ・ドユンを演じましたが、役作りのためにどんな準備をしましたか?

イ・スンギ:本物の暦術家から理論を学んだり、実際の雰囲気を見るために占いを見て回りました。普段そういうのは行かないタイプだけれど、実際に行ってみたら意外と面白かったです。

Q.実際に四柱推命の占いを見て、参考になったことはありましたか?

イ・スンギ:四柱推命の占いをする方々は話すトーンが特徴的でした。「私の考えでは~」というのではなく、相手に確信を与えるような話し方でした。言葉もとても早口で、半分は聞き取れるが、残りの半分は聞き取れない感じに話します。それが終わると、気を全部吸い取られた感じになりました。こういう部分は演技に取り入れましたね。

Q.朝鮮時代の暦術家のキャラクターを演じるのは大変ではありませんでしたか?

イ・スンギ:魅力的でした。暦術家という設定が大変ではありましたが、どっしりとしていて真っ直ぐに進むキャラクターなので良かったです。また、もともと時代劇をやってみたいと思っていました。最初から重い感じの時代劇だったらプレッシャーになったかもしれないですが、若くてコミカルな雰囲気の時代劇だったので、すごく楽しかったです。機会があればまた時代劇に挑戦してみたいです。

Q.俳優だったら一度は演じてみたいと言われる、燕山君(ヨンサングン)のキャラクターはどうですか?

イ・スンギ:偉大な王たちもよいけれど、暴君も一度やってみたいです。暴君に対するアプローチは多様だと思っています。歴史の人物を演じるのが一番難しいというのは知っているけれど、いつかは必ずやってみたいです。

(3ページに続く)

・出国予定の俳優イ・スンギ、空港に姿みせず…ハプニング発生 「スタイリストとの情報伝達でミス」

・”万能ドル”ユク・ソンジェ(BTOB)、イ・スンギは「模範回答のような存在」

<トレンドブログ>イ・スンギ&スジ、5年ぶりのドラマ共演に期待

・「PHOTO@ソウル」俳優イ・スンギ、ファンサイン会に出席

2018.05.31