「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.21「兵役期間の短縮問題」

大統領就任から1年が経過した文在寅(ムン・ジェイン)大統領。彼は、韓国軍の改革に大変熱心であり、様々な計画を推進している。その中で一番気になるのは、兵役期間の短縮問題なのだが……。

韓国軍は大きく変わっている

文在寅大統領は、大統領選挙のときから公約の中に兵役期間の短縮を掲げていた。
具体的に言うと、現在陸軍で21カ月の兵役期間を3カ月短縮して18カ月にするという公約だった。
実際、2017年5月にスタートした文在寅政権は、次々に韓国軍の改革政策を実行に移している。
たとえば、以下のようなことが進んでいる。
・兵役履行者の給料の大幅アップ
・軍の食事の改善
・女性軍人の割合アップ
・各師団の生活施設の改善
このように、具体的な形で韓国軍は大きく変わっていっている。
さらに、国防省の従来の計画では、2022年までに韓国軍を10万人近く減らすことになっており、これも着々と行なわれている。

(2ページに続く)

2018.05.26