●サン・マルとご自身の共通点はありますか?あれば教えてください。
マルとの違いは職業だけで、自分自身として演じました。だから台本に書かれていることをより深く考えることができ、自分を投影して表現できました。僕自身も演じながら“こんなに似てるなんて”と驚きました。
●観光客がたくさん訪れる人気スポットでの撮影も多かったと思いますが、人混みの中での撮影は大変でしたか?
観光客がたくさんいる中で規制をかけずに撮影するのは初めてでした。韓国ではカメラが回ると、撮り終わるのを待って通ってもらうんです。でもフランスでは規制をかけず一般の観光客が見ている前で撮影をしたんです。周りに人が多いので声が大きくなり、NGが出る回数もいつもよりは増えましたが、それ以上にリアルな様子を撮れて新しい経験でした。
●一ヶ月以上フランスで撮影されたそうですが、オススメのスポットがあれば教えてください。
モン・サン・ミッシェルも挙げたいと思います。1ヶ月くらいずっと撮影をして過ごしました。だから、次にここに来たら僕らはいつでもガイドできるねと話していました。
●ヒロインのソソはマルと運命的な恋に落ちますが、ソソ役のイ・ヨニさんとの共演はいかがでしたか?
ヨニさんは台詞を覚えるのが本当に早いんです。あれほど完璧に覚える人は初めて見ました。僕はセリフを覚えるまでにものすごく時間がかかるほうです。ヨニさんはガイド役で分量も多く、1つ1つのセリフもとても長いんです。「大丈夫かな」と心配になるほど、本物のガイドさんでさえ難しいと思ったのに完璧で驚きました。
●マルとソソの、1番好きなラブシーンはどこですか?
大天使ミカエル像の下で2人が会うシーンがあります。運命的な出会いは果たしてあるのかどうか…という話が展開される中で2人の運命を予感させるシーン。ソソにとって〝もしかしたらマルが運命の男性かもしれない"ということを描いた場面です。僕自身、台本を初めて読んだ時にどんなシーンになるのかが楽しみでしたが、映像でもステキに仕上がったのでとても好きなシーンです。
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