公演終了後はこの日の出演者によるアフタートークコーナーへと突入。それぞれの出演者たちは、自らの本業について説明しながら、本作品の魅力を様々な視点で語りあった。中では韓国人俳優であるテジュに対し、他出演者たちが日本語の上手さを絶讃する場面も。さらにトークテーマBOXから引いたお題に関してトークを繰り広げるコーナーでは、本作の内容にかけて「いまだに忘れられない後悔はありますか?」というお題が出現。なぜか甘酸っぱい青春の思い出に限定したクロストークに発展してしまうなど、本編では見られない出演者たち自身の魅力が溢れたコーナーとなった。
フォトシネマ朗読劇「最果てリストランテ」は、4月7日(土)~4月15日(日)(※うち12日(木)は休演日)まで好評公演中となっている。毎日出演者が変わる本公演では、出演者によって作品そのものの雰囲気も大きく異なるものとなっていく。ぜひ、全く新しい朗読劇の形をご自身の目で確かめてみて欲しい。
<あらすじ>
これはとある場所の小さな小さなレストランの物語。
そのレストランの営業時間は決まっていない。
そこは人生でたった1度しか訪れることが出来ない。
そこは三途の川を渡る前、最後の晩餐をとるためのレストラン。
そのレストランでは料理の注文をすることは出来ない。
できるのは最後の晩餐の相手を選ぶこと。
選べる人の条件は既にこの世に存在しない人物、1人に限るということ。
相手が決まれば料理も自然に決まる。
料理するのは韓国人のハン。
レストランに訪れる人達の思い出の料理を振舞い、その料理を口に運んだ人達はみな笑顔になり饒舌になる。そして新たな旅路へと向かっていく。
一方、ハンは記憶の全てを現世に置き忘れてきてしまっていた・・・
(4ページにつづく)