「コラム」青星部隊(第6師団)はどんな部隊なのか?

最重要な地域を防御
現在、青星部隊は江原道(カンウォンド)の鉄原(チョロン)郡に駐屯している。
場所はソウルから東北側に80キロほどの距離で、車で行くと2時間半ほどだ。
なお、鉄原郡と言えば、もう1つ大きな部隊が駐屯している。それは、第3師団を指す白骨部隊である。
青星部隊も白骨部隊も大変有名な師団であり、それがともに鉄原郡に駐屯している。このことは、鉄原郡がいかに韓国軍の軍事上で最重要な地域であるかを示している。
なぜならば、鉄原郡は朝鮮戦争のときに最大の激戦地になった場所であり、もし北から攻めてきたときにソウルの重要な防波堤になる。


そこで鉄原郡には、白骨部隊と青星部隊という強力な部隊が二つ駐屯しているのだ。この両方の部隊に新兵教育隊がある。
各師団のすべてに新兵教育隊があるわけではない。新兵教育隊を持っているということは、活躍してもらうための新兵を徹底的に鍛える師団であることを意味している。
実際、青星部隊の新兵教育隊で5週間の訓練を終えた人は、そのまま青星部隊で軍務を続ける人が非常に多い。
この青星部隊の任務の中で一番重要なのが、軍事境界線の警戒勤務である。駐屯している場所が北朝鮮と接しており、戦時には真っ先に北朝鮮の攻撃を受ける部隊なのだ。(ページ3に続く)

2018.03.08