また、本作「コンフィデンシャル/共助」の注目ポイントとして挙げられるのが、ハードなアクションに加え、緩急をつけるべく描かれている家族団らんシーンも注目ポイントの一つ!北のエリート刑事・チョルリョンは犯罪組織に愛する妻を殺され、復讐を遂げるべく韓国での共助捜査を行うが、捜査期間中、南の熱血刑事・ジンテの家で寝泊まりをすることになる。ジンテには妻子もいて、絵に描いたような幸せがそこにはあった。最初は仏頂面のチョルリョンも毎日食卓を囲み、ジンテの家族と会話を交わすことで段々と心を開き、次第に二人の間で相棒としての絆が築かれていく。
心の荒んだ刑事が相棒の刑事とその家族に触発されて、段々とバディとしての絆を気づいていく映画といえば、浮かぶのはこちら!「リーサル・ウェポン」!!
この「リーサル・ウェポン」では妻を事故で亡くし、失意の刑事・リッグスをメル・ギブソンが、狂気の沙汰ともとれる方法で事件解決をする破天荒な刑事を演じている。そんな彼の新たな相棒として共に捜査に当たる刑事をダニー・クローバーが縁の下の力持ちとしての存在感を醸し出している。劇中、冒頭では目覚める度に拳銃を顔に向け、安心とは程遠いリッグスをダニーが我が家に招き入れ、コミュニケーションを図るシーンは「コンフィデンシャル/共助」とも共通する二人のバディとしての絆が育まれる瞬間である。そうして最後には敵のボスを二人で仕留めてフィニッシュを迎える。これらの胸を熱くさせる展開は王道バディムービーの鉄則とも言える。
以上で紹介した往年の王道バディムービーを新たに塗り替える形で、2月9日(金)公開された「コンフィデンシャル/共助」。前述もしているとおり、見どころはなんといっても北のエリート刑事を演じるヒョンビンの本格アクション。近年のアクション映画のトレンドでもある格闘術のシステマを取り入れたアクションシーンは見応え抜群!中には意外な武器で敵をバッタバッタと倒すシーンも?!(3ページに続く)